セロー250でユーラシア大陸横断 26

6月25日

昨日の残り物でパスタ。夜はご飯食べて朝はパスタって流れが定番になってきました。楽ちんです。

今日も素晴らしい景色。奥地にあるコタン湖という湖を目指していきます。

小山に無理やり道が出来ていて登ったり下ったりが常に斜めです。気を抜くと横に落ちていきそう。川や湖に続いて小さな池が多く、モンゴルで一番水が多い場所なのではと思います。川越えの道が多く、小さな橋で丸太がきしみビビッて止まったらそのまま倒れかけ仕方なく川へ足を着水。ずぶ濡れです。

馬でやってきたおじさんと握手して軽く会話。

景色はいいのですがとにかく川の多さに辟易。バイクで渡るにはしんどい水量だったり段差がきつく乗りにくい橋があったり。きついところは写真撮ってなくてあれですが。どうしてもルートが見つからないときはゲルに聞きに行くと、中からわーっと笑顔の人がたくさん走ってきて道を教えてくれました。

道もがれまくりで基本大きな岩と石のダートです。川も一番ひどいところでは腰まで水が来て慌ててUターン。水の中で足をついたのでもう手の付けようがないレベルで浸水しました。馬に乗った子供が2人やってきて、大丈夫だからきなよ!という仕草をしているのですが、彼らの乗った馬の腹まで水が付いてるのを見てしまいました。絶対ダメじゃん!

迂回しようとすると湿地帯で、とにかく泥泥泥。なんとか抜けましたが体中痛くなるくらい筋肉を使う羽目に。さっきの子供たちが来てくれて走りやすい道を教えてくれました。

そのあとも草原に急に底なし沼が現れみごと落ちたり、犬に追いかけられたりして疲労困憊。
まだ16時ですが小雨も降ってきてしんどいのでテント設営。モンゴルでは林などほとんど見なかったので森に近い場所でテントが張れてうれしいです。でこぼこで傾斜もありますが…。
背後には三角に切り立った山、目の前には湖の好展望です。時折家畜がやってきてテントを取り囲んでいました。

6月26日

なんと夜にみぞれがふってきたのでおいおい、と思いながら寝ていたのですが起きてみると山頂が一面の銀世界。背後の山もそうですが、湖越しの山もすべて雪化粧。そして天気がいいので素晴らしい景色です。

二股になった道でアルタイのエリアから出られるようなので、頼む昨日の川越えの手前で別れてくれ!と思ったのですが祈り届かず今日も泥だらけに。湖にそって左に走っていくと川が現れ、アルタイとはここでお別れ。

その後も川沿いや崖を走る好展望のダートで楽しいルート。しかし昨日からガソリンストーブの燃料を切らしており、昨日から冷えた缶詰しか食べていません。今日にいたってはほぼ飯抜きなので道の悪さもあいまって疲れてきました

とはいえ素晴らしい川の眺め。水量も景色も安全度もばっちりなので次回はカヌーを持ってきて川下りしたいです。アルタイで登山してその間荷物を預かってもらい、下山後1人カヌーで街まで…。妄想が広がります。

ウルギーと中間の街までなんとかやってきますが、町の中も巨大な水たまりだらけで変なところです。とはいえ木や石造りの家が多く、牛が路地を歩いていたりしてとても異国感ある雰囲気。ガソリンはありましたが食料が見つからず、かろうじて売ってたチョコパイをかじって出発。諦めて走り出すとデカいスーパーが見つかるのが不思議です。

いつも西へ走っていたのに今日は東のウルギーに戻るので午後なのに順光の絶景。両サイド綺麗な草原と山に囲まれアルタイに比べたら天国のようなダート。自分の影が自分の前を走っていて面白いです。

振り返ると実にモンゴル!という雰囲気の1枚が撮れました。

70km走ってやっとウルギーへ。すっかりくたくたです。ご飯を食べ、買い出しして前のホステルへ。今日は客が全然いなくてオーナー夫妻とちょっとおしゃべり。泥だらけのバイクと服を流してリフレッシュ。やっとビールとタバコにもありつけて大満足です。

明日はロシアの国境を目指そうと思います。

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