セロー250でユーラシア大陸横断 105

8/16-8/17

美しい村を出て首都ソフィアにやってきました。街に来たらやはりご飯だとさっそくブルガリア料理を食べられるレストランに来ました。郷土料理を食べられるのが観光向けレストランのみで結構いい値段します。

ガヴァルマという豚肉、玉ねぎ、トマトを煮込み卵で閉じた料理を注文しました。これがまた超濃い味付けでビールが欲しくなります。1700円もしましたが、一度は食べて悔いのない味。

街の中心にあるアレクサンドルネフスキー教会へ。外観からその大きさと作りに圧倒されますが中も薄暗い巨大な空間の中に鮮やかなステンドグラスに立派なシャンデリア、そして緻密に描かれたフレスコ画がある素晴らしい空間。

教会のある広場から歩き出すとヨーロッパらしい石造りの大きな建物がいくつも並び壮観です。

しかし景色とは裏腹にのんびりとした雰囲気で、人の歩くスピードがとてもゆったりで首都とは思えない空気が流れます。

適当にぶらつくだけで思いもよらぬ美しい教会に行き合います。

メトロの駅前にある自販機コーナーで一服。行き交う人を眺めていると改めてここは首都なのかと疑問に思えて来ます。とても好きな街になりそうです。

街のど真ん中に大きな遺跡があるのですが、あまりにもほったらかしで誰もありがたがってる感じがしません。

薬局で虫除けと虫刺されのクリームを購入。通りにたくさんのカフェがあったので思わず入ってケーキとカプチーノでお茶しました。

ブルガリアはパチンコ屋感覚でカジノがたくさんあります。この先のバルカンの国はどこもカジノだらけでした。

のんびり出来そうでしたがやはり宿代や飲食代がネックに感じてしまい、街を抜けて山の中へ。

林道の奥に小川のある広場という出来すぎた野宿地を見つけてテントを設営。

小魚が跳ねていたのでさっそく虫除けをつけて釣りをしますが坊主でした。

この頃はフルーツの買い出しも量が増えて来ました。朝夜はもちろん昼間も気が向けばおやつになって便利です。日本だと高価なのでこの頃やっとフルーツを食べる習慣が出来てきました。

ドゥプニツァという地方都市でプルドポークバーガーを食べました。こういう手の込んだものに出会えると嬉しいです。

有名な教会のリラ修道院へ。ブルガリアでは毎日馬車を見かけますが、スピードが速いのと人間相手にまさか追いかけて写真撮る訳にもいかず中々写真に収められません。

開けた道を山に抜けて走るとリラ修道院の城壁が見えてきます。門をくぐった時のわくわくと驚きが忘れられません。

高い壁と回廊に囲まれ奥には山の景色。そして建物の美しさ。フレスコ画も明るいところでみるとまた印象が違って偏執的にすら感じるほどの書き込みに圧倒されます。

薄暗い教会内部に天窓から刺す光が綺麗でした。内装もとても素敵で内側も外側も何周も歩いてしまいました。

特に回廊がお気に入りで後から泊まれるという話を聞いた時は本当に悔しくなりました。

奥に見える山も綺麗で気になったので先に進んでみると自然公園のようになっていて、やがてダートになり登山している人もいる中山の奥まで走っていけました。

道がかなり悪く長い道中ほとんど展望がなくて疲れる道でした。最後の方はかなり展望があって報われる景色です。

実は今日ブルガリアを抜けて北マケドニアに行くつもりなのですが、林道探索で時間を使いすぎました。国境手前の街で最後の食事を済ませると17:00ごろに国境着。

出国時にやたら待たされるのでなんだろうと思っていると、バイクの登録証の紙が安っぽいのが気に入らないようです。

実際これでここまで来れてるじゃん、文句言うのあんたの国だけだよ。と言うと分かったのか面倒なのかスタンプ押してもらえました。

国境で弱気になるとロクな事がないのでいつもちょっと頑張って余裕あるフリをしています。

北マケドニアでもグリーンカードは使えないからこの国の保険に入れ、15日で60ユーロだとか言われもうUターンして帰ろうと思いましたが、そのためにギリシャまで走って迂回するのもアホらしくて諦めて加入します。

やたら待たされるので気持ちが揺らいできて、どんな良い国でもこの60ユーロのフィルターで見てしまって好きになるのが難しいだろうなあと考えてしまいます。

最初の街でマケドニアデナール、2.58円を15000円分降ろし、ビールを購入。国境で疲れたので2本買ってしまいました。一本150円。タバコは310円でガソリンは223円くらい。

ブルガリアのSIMカードが他の国でも使えるとネットに書いてあったのを鵜呑みにしていたら全くダメで、いつもの習慣で通貨の価値などメモっておいて正解でした。

川の近くに放棄された農地跡っぽい広場があってテントを張れました。少し人の気配がしますが疲れちゃって、見つからないと良いなあというやや希望的な野宿。

以前は国境抜ける時は1日仕事だと覚悟して朝一向かう事が多かったんですが、やはり夕方向かうとバイク旅では抜けた後が大変になります。

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