セロー250でユーラシア大陸横断 38

8月11日

アルティアラシャンからカラコルへ。車やハイカーが多かったものの前日の雨で心配した路面状況は変化が少なく、楽々下山。

トレッキングで一緒になった方に教わった宿が満室だったのでニースホステルという宿へ。ゲートと中庭があって設備もよく清潔。宿のスタッフさんもとても親切でいいところです。一泊350ソムと安いのも嬉しい。

トレッキングの拠点になり人が集まるカラコルですが、想像以上の田舎。人が少なく街中から山が見えて雰囲気がいいのですが、お店が少ない上に飲食店は営業してなくて困りました。

仕方なくスーパーまで歩いて買い出しして自炊。この日は結局宿が満室になりしかも白人が性質の悪い騒ぎ方をしていて残念な夜に。

自炊はひき肉玉ねぎじゃがいもを炒めて米に乗せたら中々美味でした。しかしこの材料なら肉じゃが風にできたなと後から気付いてちょっと悔しい。

8月12日

カラコルを出てイシククル湖の南岸へ。北と違って町もほぼなく人も少ない上に水が綺麗で湖岸沿いを走ると楽しくて仕方ありません。

気に入ったところで浜辺に寄ってシートを広げ、おやつを食べたり泳いだり。水は冷たく透き通っています。岸辺側に見える雪山を眺めながらぷかぷか漂う穏やかな時間。

あとからやってきた家族連れにももをもらいました。甘酸っぱくて美味。キャンプにフルーツを買うのもアリだなぁ。

お昼時に寄った小さな町の食堂でサモサを注文。あまり好きではなかったのですが、ここのは焼き立てアツアツで皮もおいしく中身もぶりぶりの鶏肉と玉ねぎで絶品。1つ食べたあとに思わずおかわりしてしまいました。

左手に見える山が気になったのでイシククル湖からさらに南側に進んでみることに。入りやすいフラットなダートで山に近づいていきます。

すると開けた谷側沿いの道に出ました。両サイドは高い岩山で道は奥にそびえる雪山に続いています。まるでアルティアラシャンのような景色。バスや観光の車も多く、どうやら穴場の観光地を見つけられたようです。

心躍る素敵な景色を夢中で進んでいるとゲートにつき、そこで名前をバイクのナンバーを記帳。経験上こういうゲートがあるところは絶景間違いなしなので期待が高まります。

道は美しいつづら折れで標高を上げ、3400m越えの峠に至りました。しかし道がまだまだ登り、やがて開けた山上湖に出ます。

周りを美しい山に囲まれたツンドラの草原が気にいってバイクを乗り入れテントを設営。山頂に溜まった雪渓から沢が流れ出し、湖に注いでいます。風もなく穏やか。16時に着きましたが既に寒く、夜の寒さが想像できます。

岸辺まではバイクで近づけないので湖畔まで散歩したり、椅子を出してのんびり。夕飯はポテトサラダとソーセージ、チーズ。体が冷えたのでウォッカのお湯割りで温まってテントへ。標高3700m近くあるのでそのせいなのか、ゆっくりした1日なのにひどく体が疲れています。

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