セロー250でユーラシア大陸横断 1

5月8日

GW中は旅の仲間が見送りに奄美のバイト先から家に遊びに来てくれたり、
同じく日本一周仲間のキャンプや地元の友達連中と宴会したりと
全く準備を進めておらず、出発当日の12時まで汗かいてパッキングです。

旅仲間が手作りしてくれたミサンガ!
つけるとめちゃくちゃ元気が湧いてきます。

10日の税関検査に向けて愛知の自宅から昼過ぎに出発。
島根県を目指します。

JAFへ寄ってJマークの小さいサイズがないか聞いてみたけど空振り。

名古屋を抜けて岐阜に入る辺りはあまり走った覚えがないので新鮮。
いつもいく信州と違って平野部に急に山が現れるので見ごたえがあります。

伊吹山あたりまできたところで17時になったので林道へ。
すぐにいい感じの野宿地が見つかりました。

今回は絶景野宿を楽しむための旅なのでテントは快適さ重視。
ノマディカのテンゲルというモデルで中で屈めば立ったまま着替えられる
広さ、落ち着いた色、各種小物ポケット、さらにバイクと前室を合体させるキャノピーがついており、バイクにフックをかければタープを作ることもできます。

デメリットは圧倒的な仕舞い寸法の大きさ…そして3.5kgの重量。
今回は日本と違って野宿のみでは旅が出来ないので出来るだけ荷物は
軽くしておきたいところでしたが、こればかりは趣味のことなので仕方ありません。

海外へいくのでガソリンバーナーを使用しています。
僕のモデルではとろ火が使えずお米を炊くのが難しいと言われていますが、
それも鍋が薄いコッヘルならというお話。日本一周時に使った取っ手の取れる
厚手の鍋を2つ持ってきました。ガソリンの火力でも楽々炊飯。
さらに焦げ付かないのでフライパンとしても活用できます。
超お気に入りのアイテムです。

サラチキとのりたまの人工親子丼。

5月9日

買ったばかりのシュラフカバーが役に立つ寒さです。超快眠。
トレパン1枚とバイクウエアではお話にならずさっそくフル装備に。

ただただ移動日でお昼に食べ収めのかっぱ寿司へ行ったのと
温泉へ入ったことだけがイベントでした。

夕方野宿地が見つからず仕方なく国道を走ると鳥取砂丘まで~km
という看板を見つけ、砂丘まで走り切ってしまうことに。
柳茶屋キャンプ場で1泊。

5月10日

日本海を右手に見ながら9号線を走って米子へ。
実は出発前に島根の友達とキャンプをするので税関へ行く前に
十神山・なぎさ公園という無料キャンプ場へ。目の前が海の芝生サイト。

既に友達が5人用の大きいテントを貼っていてくれたので、
友達の軽トラに要らない荷物は置かせてもらいます。
税関で検査してもらう保税蔵置所という場所にバイクを置いてしまうと、
出航までバイクは動かせなくなってしまうのですが、友達が検査後に迎えに来てくれることになって助かりました。

もろもろ用意してきた書類を提出して待たされてる間に
DBSフェリーさんで料金の支払いと船舶の説明を受けます。

人間が19800円

バイクの輸送費が77000円くらいでした。

僕の場合友達がわざわざ来てくれたのでよかったですが、
そうでないと帰るのも翌日船へ向かうのも大変そうです。
一応フェリーターミナルまでのシャトルバスが出ていました。

道中携帯が不調だったので不安になり、迎えに来てくれた友達を携帯ショップにも付き合わせてしまいました。すぐに契約解除するので解約料込みで32000円ですが防水のsimフリー携帯を入手。これで今までの物は予備に出来ます。

その後買い出しもして夕方キャンプ地へ。
来てくれた友達は2016年の日本一周の際ねぶたで知り合ったチャリダーで、
北海道で一緒に沈没したり、その後も年2ペースで付き合いのある友人です。

彼は今は林業をやっているので軽トラに大量に積んできてくれた焚き木を贅沢に使ってたき火とバーベキュー。餞別だと100g900円のステーキを焼いてくれたり怒涛の持て成しに頭が上がりません。

話も盛り上がり気が付けばある酒もみんな飲んでしまい死屍累々。

5月11日

もちろん二人して二日酔いになり悶えながら起床。

穏やかな中海を眺めながら朝からたき火をしてまったり。
そのうち体調が戻ってきたので昨日の残りで海鮮バーベキュー。
幸せすぎて海外での食生活が不安になってきます。

それにちょっとあまりにも楽しすぎたのでなんだか今から船に乗って言葉の通じない世界に行くのがおっくうにすら思えました。

時間を惜しむ様に食後もだらけたあと片付けて15時に出発。
DBSフェリーターミナルまで送ってもらいます。
まさかの車酔いでダウンしてしまい、途中休憩なんかを挟みながら
なんとか間に合いました。

16時45分にバイクを自分で船に積み込み、17時30分に乗船。

本当にここに書けないくらいお世話になってしまった友達に見送られ重すぎる荷物をカートに積んでゲートへ。

そいえば飛行機のようにガソリンストーブなんかは危険物扱いで引っかかったりしないのかな、そもそも手荷物の重さ制限25kgを超えてそうな予感が…と不安しかない乗船でしたが信じられないくらい雑なゲートでX線検査どころか重さの計測もありません。

一安心だけど海外への持ち出し持ち込み事情は大丈夫なんだろうか、
とちょっと思ってしまうのでした。

出国手続きをして船のタラップまで来るとカートも使えないので
汗をかきながら一度に担ぎ、船室へ。

かなり快適な空間ですが、空調がちょっと利きすぎでこの部屋だけ暑かったです。シャワー室や浴槽もありレストランも清潔でした。

同室になった韓国を一周しにいくKDXの方と晩御飯。
チケットに食事券が5枚ついているのでくいっぱぐれがありません。
ビュッフェ形式で好きなものを取れるので楽しいです。
韓国メニューでさっぱりわかりませんが全体的においしい。
特にキムチはこのごろはまりつつあったので本場の味付けが嬉しかったです。
僕にはちょっと辛すぎるくらいでした。

食後にお風呂に入ってデッキで海見ながら煙草を吸ってるとやっと船に乗ったんだなぁという実感がわいてきました。しかしまだ自分が今からロシアに行く実感は湧かず、ぼんやり海を眺めて眠くなったらその日は眠りました。

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コメント

  1. 有畑 より:

    ネットで見つけました!
    旅の模様、楽しみにしております。
    僕も数年後には行ってきたいと思っております。

    • tekkamenn4 より:

      見てくださってありがとうございます。
      ユーラシアとても楽しいですよ。準備頑張ってください。

  2. 西村雄志郎 より:

    ツイッターのリツイートから参りました。
    私も同じくセローで海外なので、凄く参考になるし、勇気が出ます!
    ゆっくりした時に全て記事を見させていただきますね!

  3. てっか より:

    西村さん

    ありがとうございます。
    現在旅をされているんですか?
    お互い気を付けて楽しみましょう。