セロー250でユーラシア大陸横断 99

7/23-7/25

最後に朝風呂を満喫してカラユハットを出発しました。疲れもだいぶ抜けて軽い体で走るとなんてことない景色でも楽しくなってきます。

旅仲間の人に教えてもらったTripolisという遺跡にやってきました。

無料なのが信じられないほど広くて見応えのある遺跡。下水道なども整備されていたようで、年代を考えると薄寒くなるほど高い建築技術。人が暮らしていた時代の景色をどうにか見てみたいです。

エフェソス遺跡という有名な遺跡も向かう予定だったのですが、入場料が高すぎて断念。ここを教えてもらえて良かったです。

酷暑のなか幹線道路沿いにレストランがいくつか出てきたと思ったら、どの店もなぜか店先に水を流していてありがたくバイクごと水浴びしました。

写真にも映ってる店の兄さんが客じゃないのに親切にも車を静止しながら道路への合流させてくれて嬉しくなります。

昼過ぎにまたピデを頼んでみたら信じられないほど無味でコーラが無いと飲み込めない不味さでした。

トルコ料理って美味しいと評判ですが、お金払ってまた食いたい!と思えるほどの料理には出会えてないかも。値段もインフレなので仕方ないけど3割引くらいしてくれたら納得出来るなあという印象です。

ガソリンも西側に来たらどんどん高くなって今ではリッター180-190円ほどです。

宿代も3年前や数ヶ月前に旅した人たちに聞いた1000円以下の安宿が2000円超えになっていたりしてタイミングの悪さにため息が出ます。

なので野宿でも外食しちゃうと1日4000-5000円くらいの予算が必要です。

エフェソス遺跡を諦めたら行く宛がなくなってしまい、また海沿いに出てきました。道が面白そうな半島に向かってみますが、干潟みたいな地形でロケーションがイマイチ。

素直に海沿いの国道を北上しているとバイクでしか入れなさそうな林道と広場を見つけました。遺跡探索くらいしかしていないけれど意外といい時間でした。

美味しいものが食べたいなら作れば良いじゃん、ということでスパイスからカレーを作ってみました。具は玉ねぎとウインナーだけだしトマトなくてケチャップだけど結構美味しくできました。

西側の都市部に近づいてきてしまい、トルコをバイクで走ることで得られる楽しさはこの先無いような気がします。

とはいえ日本に帰りたいと思うほどでもなく、絶妙な状態です。

たぶん放牧地なんだろうなと察していましたが、朝方ヤギの一団がテントを取り囲んでて、首に下げられた鈴のカランコロンという気持ちいい音で目が覚めました。

イズミルに到着。海沿いにある大きな都市で、山側まで広く切り開かれて建物が並ぶ景色が壮観。少し高いとこから街を見たくなって、坂道を登っていくとどんどん雰囲気が悪くなってしまい、1番上がスラムになっていて怖い思いをしました。

初めてきたけど昼間でもうろついたらヤバそうな気配がひしひし伝わってきます。バイクでサッと抜けて車通りのある史跡の前で写真を撮りました。

ヤバそうなのはこの辺だけで街のほとんどは綺麗で街歩きも楽しめそうです。

バザールがあったので寄ってみました。地元民と観光向け半々くらいでかなりいい感じ。

市場周辺の飯屋がどこも値段表記されてて安いのが助かります。名物でもない普通のケバブが200円ちょっとで具沢山で、こんな店ばかりならもう少しトルコ料理を楽しめそうです。

60円くらいのミックスジュース。歩きながら飲んでたら信じられないほど美味しくてもう少し大きなサイズにすれば良かったと後悔しました。

トルコのシムが1ヶ月20GBで期限も容量も限界なので更新してきました。容量40GBの1500円のプランとか提示されたので、ミニマムプラン無いの?と聞くとなんと250円でプラス20GB手に入れることができました。どういう料金設定なんだろう…。

海沿いの新市街もなかなか綺麗でイズミルな街が気に入ったのですが、やはり宿代が聞いてた倍、ドミで2200円になっていたので退散することに。

部品待ちでイスタンブールに行くのでここで1泊しても一緒なんですが、なんとなく癪でした。

今日も街歩きくらいしかしてませんが、地味な道路を地味にたくさん走ってきたので疲れます。幹線道路沿いのチャイ屋で休憩。暑いけど熱い茶を飲むとホッとします。

まっすぐイスタンブールに行ってしまうと安宿のベッドに沈んで動かなくなる未来が見えるので、悪あがきに地図で見つけた山奥の湖にやってきました。

河畔を一周するようにダートが続き、周囲の山に繋がる支線もたくさんあって、山側は渓流が流れているので涼しく日本の林道のようで楽しいツーリング。

風の吹き抜ける気持ちいい林の中にテントを張って、あんまり居心地が良いのでもう一泊してしまいました。人が来ない安心感と木々に癒されます。

昼間は水を浴びに行ったり湖畔の林道を走ったりして過ごしました。

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