セロー250でユーラシア大陸横断 95

7/12-13

蝉の声で目が覚めました。テントから出ると風に揺れる朝の林が気持ちよくて癒されます。

地図を見てるとCukurbagという町から山にアクセス出来そうで北上していきます。夜は涼しいですがだいぶ南下してきたので日差しが痛くて偏向グラスは必須。

山の手前にある町の規模が分からないので商店が並ぶ通りを見つけて買い物に寄りました。バイクを止めると声をかけられて、話を聞いてみるとアジアをあちこち旅行して今はこの辺に住んでる人で、この辺高いからと親切に外資系スーパーまで案内してくれました。

A101、Sok、 BIM、micros などがトルコのメジャーなスーパーでわりと辺鄙なとこにもあるし値段が安くてよく利用してます。冷えてる飲み物がなかったり、0.25リラとか超細かいおつりを渡されたりするのがやや難点。

migrosだけは確実にビールがあるので1番お気に入りです。

少し郊外に出たら酒屋があってビールをゲット出来ました。トルコの酒屋は青色の看板が出ているので一目で分かって便利です。中央アジアの田舎でこっそりビールを売ってもらってたのが懐かしくなります。Googleマップだとtakel と打てば大体見つかります。

最初に訪れた東側、南部は全く見かけなかったので青い看板を見つけると嬉しくなり写真を撮っていたほどですがカッパドキアを境にどの町でも見かけるようになりました。

山並みがどんどん近づいてきて胸が高鳴ります。

町の手前に崖に登っていくダートがあり、崖沿いを走ると山裾に繋がる道が始まりました。登山道があるようですが特にゲートもなく普通車でも通れそうです。

開けた高原から一度谷に向かって道が降り、山の懐からつづら折れのダートでどんどん標高を獲得していきます。こんなところにも畑があって、農作業してるらしき人やトレランで降ってくる人に一組会いましたが、ロケーションがいいのにそれっきり人にも会いません。

登山者用のキャンプ地がありました。ここからはロバなどで荷物を運んでもらって登山に挑むようです。ネパールやキルギスなど国が違えどある程度の高山になるとこういうベースキャンプがあって同じようなシステム。

バイクだともう少し先まで行けそうで進んでみると美しい岩山のふもとにある丘に出ました。冬場は雪渓になるであろう谷間、反対には登ってきた道が見えて最高の景色です。崩落したのか道が潰れているので人気もありません。昼間ですが迷わずテント設営。

周りを散歩してさっそくビールを。日差しは変わらず強いものの、やはり標高が高く風が吹くと昼間でもひんやりします。全くの無音で時折岩が谷に落ちていく音だけが響いてきます。

教えてもらったスーパーのおかげで鶏団子を買えたので焼いてみて卵と合わせ蜂蜜と醤油で照り焼き風にしてみました。缶詰の豆を混ぜて豆ご飯も炊きます。豆の缶詰は便利ですが一泊のキャンプだと持て余します。

昼寝などしてだらだら過ごしていると馬の蹄の音が聞こえました。遊牧の人が来たかな?今はあんまり人と会いたくないな、と嫌々外に出てみると完全放牧された馬の群れでした。

この景色の中で見る馬のシルエットが美しくてしばらく見入りました。

よく見てるとちゃんと社会性があって、一頭が続けばしっかり群れが着いていくし、多少遅れてる馬がいると誰か戻ってきてペアになっていたりして、こんなところに1人いる人間の自分は一体…と少し考えさせられました笑

夕日が落ちていく様子も見られ、太陽が見えなくなっても山の上の方だけが赤く焼けていて、山の夕日も中々良いものだと知れました。

星も綺麗で良い夜を過ごせました。馬の嗎がいつまでも聞こえていて孤独も感じません。

道を降ると向かいの山や村まで一望できる素晴らしい展望。ただ降るのも勿体無くて、隣の山に付いている急な道をつい飛ばしながら登っていきます。

そのまま飛んでいけそうなコーナー。

開けた斜面にいくつも道が伸びていて、軽快にどこまでも走っていけました。一転降り始めると大きな岩がごろごろした逆バンクの急カーブで危険。空が吸い込まれそうな青さでついつい走りながら上を見てしまいます。

昨日買い物したカムシリという町まで戻り、再びA101で買い出し。今度は東に走りアダナの北にある湖を目指します。舗装路ですが緑が多い美しい谷を通るルート。交通量も少なくてホッとします。

川が近くなら給水所も多くなってきて良い道のりでした。夏のトルコは過酷ですが、水が豊富である意味宿がなくても清潔に過ごせて野宿ライダーには良いのかも。

固くしまった渓流沿いのダート。釣りがしたくなりますが、倒木が多くてルアーの紛失が恐ろしくなかなか手が出ません。

谷間から小さな集落をいくつか抜けると急に開けた盆地に出て、見渡す限りのひまわり畑になりました。北海道で見たことがありますが、ちょっと比較にならないスケール。花畑でここまで感動したのは初めてです。

海外だとおつまみによくひまわりの種が食べられているし、油にも使われているから食用の花畑かもしれません。連日肌を指す日差しに感謝出来る絶景でした。

長い農地を抜けてやっと舗装路に合流。ガソリンもギリギリ、人間も疲れてアイスの糖分と冷たさに救われます。

高原地帯から本格的に高度が下がり始め、元々暑かったのに5度くらい気温が上がって久しぶりの熱波が戻ってきました。35度まではギリ走れますが、38度を超えてくると何をしても体力が削られていきます。

目的の湖をいくつか巡りました。車が入らない場所に綺麗な川の流れ込みがあり、ここだ!と思ったのですがあまりに日陰がなくて断念。湖一体どこも湖畔へのアクセスが悪く、野宿地探しに使う体力が無くてアダナに宿を取ってしまうことにしました。さっきは見直しましたがやはり夏のトルコ野宿旅は過酷すぎるかも。

2400円で朝食付きの宿を見つけられました。トルコはブッキングドットコムを使うためにVPNに接続しなければいけないのでいちいち面倒です。通信量もたくさん取られます。

地震で崩れた建物もありますが、活気があって綺麗なビルが並ぶ大きな通りにたくさんのテナント。宿の周りはちょうど下町風の小汚いエリアで物価が安く気を引かれる食べ物の屋台がいくつか見られます。

屋台も気になりますが今日は有名なアダナケバブを食べにきました。トルコ全国どこでも食べられるケバブですが、本場はとてもジューシー。値段も他所より格段に安くて640円でした。本音を言うと野菜より肉がたくさん食べたいのですが、たまねぎやトマトがあんまり美味しくて気づいたら満足しています。

今日もビールとバクラブァを購入。部屋でタバコが吸えるし熱いシャワーを浴びた後クーラーがガンガンに効いた部屋に戻る快楽の凄さ…。宿に変更して良かったです。

地震の影響なのか何度か長時間停電して真っ暗になってしまいましたが、極楽気分でぜんぜん気になりませんでした。

旅仲間の人と電話してみると、この先の地中海沿いはWi-Fiやシャワーのあるキャンプ場が多いと教えてもらって、野宿が不安な海沿いルートに少し希望が持てました。

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