セロー250でユーラシア大陸横断 40

8月15日

テントを開けると雨と霧の中。雨の隙をついて撤収。一昨日は走りやすかったダートがぬたぬたで恐ろしい道に。すれちがったトラックに泥をひっかけられて服も装備もきれいな所のが少ないレベル。

karasayという町を目指して走ります。地図でここが気になってこのエリアに入ってきたのですが、道を間違えていたのです。天気は悪いですがかなりの絶景道。3840mの峠を越えてガードレールのない谷間の道を下っていきます。

2軒だけ家のある集落のようなところに出ましたが、その先が雨で増水した川越えの道になったのでUターン。晴れていたらこの水量でも頑張って渡ったのですが。でも行ってみたい場所を1つ残しておくのはちょっと好きです。

さきほど超えた峠を再び抜けると違和感。なんと数十分の間に雪と雹が降って一面の銀世界になっていました。写真を取り走り出すとだんだん雹が強くなり手の感覚がなくなってきます。

さらに道を戻りタイヤを取られる泥道をつづら折れで恐る恐る下っていきます。雨になりどんどん体が冷えてくるしヘルメットが曇るのでバイザーを開けざるを得なくなり、顔もずぶ濡れ。こんな環境でチャリダーが数人登ってきて思わず涙しました。天気は残酷です。

なんとか1時間で山を下り谷を抜け、イシククル湖を見下ろしながら下ってきました。昼過ぎでしたがすっかり疲れていたので近場で宿探し。タムガという小さな町のホステルにシングルルームを取りました。

バイクを置く場所が狭く、wifiも弱くて値段も高めなのですがオーナー家族がとてもやさしく気にかけてくれるしホステルの猫にやたらなつかれて癒されました。

充電シャワー洗濯も済ませたので明日からコチュコル方面を目指し、人気のなさそうな山道で野宿生活に入りたいと思います。

8月16日

今日も雨。宿の一泊料金が馬鹿にならないのでボコンバエバという近くの町に移動することに。イシククル湖沿岸を西に走るとだんだん赤茶けた土質の砂浜に変わってきれいです。まわりも荒野にあったら映えそうな岩山の景色に。

ボコンバエバも町から山の見られるいい田舎町です。一泊750のシングルルームを見つけたのでin。家族経営で普通の民家の一室を借りるアットホームな宿。

宿に着いたものの停電していてwifiも使えないので2kmくらい歩いて中心地へ。久しぶりにレストランへ入って焼肉定食を堪能しました。

あとは宿でだらだら。ここもwifiが遅くてネットをゆっくり眺めるくらいのことしかできません。

宿でディナーが300ソムだと言われたので気まぐれに頼んでみたのですが、20時30分まで待ってお腹ペコペコで食卓についたら茶碗1杯のラグマン(うどん)とべしゃべしゃと米のみ。いい宿だったのですが流石にこれはショックでした。300ソムもあれば外食で腹いっぱい食べてビール飲めてしまうので。

夜も降り続ける雨とゆるすぎるwifi、そしてハラへッタとなり続けるお腹で憂鬱なひとときを過ごしました。

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