セロー250でユーラシア大陸横断 76

11月7日

宿の周りもご覧の通り雪景色。張り切って早朝からカズベキのメインイベントの開始です。

昨日は見上げるばかりだった教会にリベンジのトレッキング。高い山に囲まれてまだ街には陽が差しません。

メインストリートから橋を渡った先、教会のある山側の宿に泊まっていました。迷路のような石造りの住宅街を抜けて教会の裏手に出る登山道を目指します。絶景に目を取られがちですが、観光地とはいえ暮らしぶりの気になる良い雰囲気の建物が多くて素敵です。

氷に包まれた沢を登るなだらかな谷道を進んでいきます。開けた景色と空の青さに既に大興奮。辺りには小川の音と氷を踏むザクザクという音がたまに鳴るだけ。バイクで走るのとは違う空気感がたまりません。

まだうす暗い谷間から進む先に陽が差してきました!

こんな楽勝トレッキングで見ていい景色じゃないはずなんです。

谷間を巻いて教会の裏手の開けた斜面に出ました。目の前に現れる極上の稜線にすっかり夢中になり、教会そっちのけで足が進みそうになります。

昨日断念した車道までたどり着きました。教会はすぐそこ。観光客では僕らが一番乗り。さっと登れば1時間弱くらいの道のりだったと思います。

ついに到着。天国に一番近い教会ことツミンダ・サメバ教会!

ジョージアの絶景看板を背負って立つに相応しい場所です。下から想像する更に上を行かれました。教会の内部もとても雰囲気のある作りで、静かな環境の中で観られたのは幸運でした。山から見下ろせる街並みが大好きなのですが、今風の住宅では味わえない風情がありますね。

お気に入りの1枚。たくさん写真を撮ってその何倍も肉眼で景色を堪能してきました。

もう1泊しちゃいます?なんて言いながら何度も後ろを振り返って教会を後にしました。現実を忘れてしまうような場所でしたが、そこは小慣れてしまった旅人2人。天気や予算、何より昨日の悲劇が帰り道で起こっては叶わん、と結論が出て今日中にトビリシに戻ることに。

とはいえ1泊で去るのはあまりにも惜しい!次の機会を得たいものです、カズベキ。

とはいえ天気がいいのをいいことに行きと同じ道を散々に楽しんでしまいました。ビーナスラインとか初めて走ると何往復もしたくなりますよね。それと全く同じで初心に帰るような面白さがありました。まだまだバイクを楽しめるようで嬉しいです。

早起きは三文の徳というのはだいぶ控えめな表現だなぁ、と思いながら昼過ぎにはトビリシに無事到着。

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