10月29日~11月2日
朝から焚火をして出発。黒海沿いの道からトビリシに続く幹線道路へ出ました。高架や市街地の走行が多く単調な移動。
350kmくらい走ってトビリシのコンフォートプラスへ帰ってきました。キルギスで1夏を一緒に過ごした方やウズベキで出会った方が迎えてくれて再会。初めましての人たちともいい雰囲気で、孤独から一転楽しい沈没生活が幕を開けました。
翌日からさっそく気の合う人たちと電車でトビリシ観光へ。なんと街の真ん中にちゃんとした温泉があって300円くらいで気軽に入浴が楽しめます。湯船に入る機会が少ないので至福のひと時。お風呂上がりで路地や市場をふらふらと散歩。おすすめのワインセラーで試飲などしてご機嫌な1日でした。
その日の夜に自転車で大陸横断中の沖野さんもやってきました!お互い何度目の再開か把握できません。これでなんと夏のキルギスで過ごしたメンバーが3000km以上離れた秋のジョージアでそろってしまいました。左からチャリダー、バックパッカー、ライダーです。バイク遅すぎ問題。
旅中人とつるむことってほとんどないですし、それぞれ別ルートで大陸中に散っていってまた別の国で会えたってことがほんとに感激。うれしかったなぁ。楽しい沈没生活がここからさらに加速していきました。
また何人かと一緒にリバティスクエアって駅まで電車に乗ってガラクタ市にやってきました。お土産物から芸術品、生活用品にほんとのガラクタまで思い思いの露店が立っています。
絶対いらないけど。
絶対いらないけどほしい。
絶対いらないはずだけど!!
やってきた男連中全員が異様なテンションに上り詰めてしまって最高に楽しかったです。合言葉は絶対いらないのに。
血眼になって何か使えるガラクタを探した結果アンティークのシガレットケースを見つけました。別に要らないけどとにかくお金を出したかったのです。今でも使ってるお気に入り。
その足でワイナリーにやってきました。ジョージアでは紀元前6000年ごろからワインが作られているといい、ワイン発祥の地という説もあるそうです。ワインセラーはいたるところにもあってここは駅近くの地下にある施設。ワインが詰まった巨大なタンクにガソリンを給油するときのあれが刺さっていてて、試飲をお願いするととんでもない絵面になります。
今日もワインを購入。トビリシでの沈没生活1番の思い出は毎日の晩酌です。日中はそれぞれ散っていた人たちがいい時間になるとごそごそ集まってきて、みなその手には1人2Lのビール。口々に誰か飲むと思ってなんて言いながら1人一本以上開けてフラフラ坂の下まで買い出しに行ったりしていました。ワインはそのあと。最低で最高の日々です。
この日はポン酢を作って鍋。海外の食事も楽しいけれどやっぱり日本食が一番うれしいです。日本人宿だとシェア飯で人の味付けのご飯を食べられるのでいいですね。買い出しも作るのも人とやるとイベント感があってわくわくします。
携帯の写真がどこかにいってしまって沈没中の好きな写真がいまいち見つかりません。特に自炊は頑張ったんですけどね。
宿で鼻息荒く俺はカジノ一山当てる!って意気込んでる人がいたので、みんなでひまわりの種をチップ代わりにしてブラックジャックしてたら意外と盛り上がりました。その人の行く末も気になるので翌日何人かでカジノについていくことに。
サンダルじゃなければOKくらいのゆるいドレスコード。入り口でパスポートと上着などを預けて中へ。初めての特殊な空間なので遊びのつもりなのに軽く動悸がします。
僕は予算を100ラリ(3500円)までと決めてルーレットで遊びました。あくまで遊びなので毎回50ラリ以上かけながら赤黒のどちらかを選んで勝負していると、不思議なほど勝ちが続いてなんと一気に700ラリ(2万4千円)です。
ただの赤と黒どちらに球が落ちるか予想するゲームなのですが、お金がかかっていると少額でも大興奮。勝ち分に200ラリキープして500ラリで大きな勝負をしてるとあっさり負けてしまいました。とても楽しめちゃったので2度と行かないように気を付けようと思います。ぜったいに身を滅ぼす。
ラウンジで100円の生ビールを楽しんでいると全員集合しました。一番来たがっていた人がやっぱり大敗してて無常でした。このままじゃ帰れない!というので何人かともなってストリップへ行ってみるとそこはぼったくり店。勝った100ラリも使い切って綺麗にオチまでついたのでした。