セロー250でユーラシア大陸横断 65 

10月15日~16日

アゼル→ジョージア

バクーを出発して北東へ。ジョージアへは2か所国境があって東側をチョイスしました。

出会う人がみんないい笑顔でフレンドリーですがちょっと驚くこともあります。バイクでこれからどこへ行くの?と聞かれたときについいつもの癖で「ジョージア、アルメニア、トルキー…」といってしまったのです。

すると彼らの人懐こい笑顔がすっと消えて眉が吊り上がり、「アルメニア!?あんな国に行っちゃいけない!襲われてしまうぞ!」と鼻息荒くアルメニアの悪口が始まります。歴史的にアゼルバイジャンとアルメニアはとても仲が悪く、今でも国境問題でもめているのは有名な話。迂闊でしたが実際こういう場面に出会えるのも悪くないですね。

開けた荒野と丘を抜けるとアップダウンの激しい林間のコーナーや畑、牧草地が広がる真っ直ぐな道と変化にとんだ景色が続きます。峠のカラフルな果物屋さんや森の中にあるカフェが素敵でした。

シェキという町の奥にある森の中で野宿。

馬車も現役でよく見かけます。一家総出で農作業をしているようで子供が乗っているのも珍しくありません。うれしくて見かけるとつい手を振ったり写真を撮っていました。

こんな感じで雰囲気はとてもいいのですがこれといった名所や地形的に面白そうな場所がないのが残念です。もっと西の端の方までいけば面白そうですがビザの日数も少ないし冬も迫っているので今日中に国境越えしちゃいます。

国境手前で食べた遅めのランチ。アゼルバイジャンは濃い味付けをした卵の中にハンバーグやチキンが入ってる料理がとても美味でした。チャイもパンも安いし実はワインも有名で掘ればまだまだ魅力が出てきそうなんですよね。

アゼルバイジャンの国境はあっさりと通貨。入国であんなに作った書類は一切見せず。一方ジョージア側はノービザだし緩めだろうという漠然とした予想を裏切り、初めて国際免許証と日本の免許を提出。書類の打ち込みもやたら遅く40分以上待たされました。

ジョージアに入ると道の両サイドに住宅地が広がる一本道なのですが、どの家も庭付きでなんとどの庭もブドウの木でびっしり埋まっています。さすがワインの国!

アゼルでもジョージアでも田舎にいくとこんなのをよく見かけます。

ワイナリーの看板はたくさんあるのにどこもなぜか途中で案内が終わってしまって見つからないのでスーパーでワイン購入。出てくると昼間から赤ら顔のおっさんたちに絡まれました。あああ一刻も早く飲みたいぞ…。

首都トビリシにある日本人宿を覗いてから西側を見て回るつもりなのですが、首都から首都へ行くのも味気ないので地図を眺めて北東方面に見つけた山岳地帯へ進みます。

ダートを走り小川の目の前にテントを張ってさっそくジョージアワイン、そして実は買っておいたアゼルバイジャンワインを飲み比べ。ワインには詳しくないのですがどっちもはっきりと違う味わいで超うまかったのでよし。楽しくなってきました。

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