セロー250でユーラシア大陸横断 102

8/9-8/10

朝イチでバイク屋さんにやってきました。EXTREME MOTOR。他のお客さんもたくさん居たけど笑顔で迎えてくれました。

仕事がめちゃくちゃ早くて午前中に終わってしまいそうな勢いです。アイテキンという男とその息子が良く構ってくれて退屈しませんでした。

ウムトやアフメトが来てくれて頭を右、左とぶつけ合う挨拶をしてくれました。お古のライトをプレゼントしてくれたのでついでに交換してもらいます。

やっと物事が動き始めて清々しい気分です。トルコにはもう42日滞在してて過去最長かも。

あたり一体がバイク関係の店になっているので歩き回って安いグローブを入手。ハードな中央アジアを走って3年も放置していたのでボロボロになっていました。

曲がってしまったフロントキャリアを直してもらいに溶接屋へ。最初めちゃくちゃ渋い顔で怒鳴られて難航していたのですがウムト達がうまいこと話をつけてくれたようで、曲がった部分を切ったり整形して溶接し直して貰いました。まさに職人の仕事。終わった後にお礼を言って思いきり手を握ると笑顔で応えてくれました。

朝も昼もバイク屋のみんなに迎えてもらってご飯をご馳走になってしまいました。

特に仲良くなったアイテキン。家に招待するから仕事が終わるまで待っててくれ!と言われたのですが、さすがに辛くて一度帰ることに。結局間が悪くてそれっきりでした。

たぶんトルコでの最後の晩餐。田舎ばかり走ってる時は高いしそんなに美味しいものもなくて困っていましたが、イスタンブールでは食事の時間が楽しみでした。

石原商店さんにお願いして同封してもらった耳かき。これが1番嬉しかったかも。

翌日リザや仲良くなった宿の人たちに見送られてイスタンブールを出発します。

普段人見知りの自分がイスタンブールでは人と一緒にいることが多くてだんだんオープンになってきて楽しめていました。

しかしそれはそれとして1人になりフル積載で幹線道路をぶっ飛ばすと心がふっと軽くなり腹の底から熱いものが流れてきてこれだ!と感じます。

ブルガリアへ入国します。長蛇の列が出来ていましたが、暑すぎて死んでしまうので何とか一部をすり抜け。手続きはすぐに終わりました。

前から不安に思っていたヨーロッパの強制保険、グリーンカードですが国境から少し離れた小屋にある保険会社で3ヶ月70ドルで作成出来ました。これでEU圏はカバー出来るようなのでそこそこお得かも。

国境抜けたらいきなり高速道路で、降りたら辺鄙なとこにある保険屋さんへ。そして最初の街でブルガリアの通貨レフを降ろしました。可愛らしいデザイン。1レフ81円でした。

Simカード屋さんが閉まっていたのでまた出直すことにします。

言葉はあくまでブルガリア語ですが、文字はキリル文字。まだなんとなく読めますが大半は単語の意味が分からないので無意味です。

商店でビールを買うと店番してた女の人がこんにちは、と挨拶してくれてびっくり。何かドラマでも流行っていたんでしょうか。話ついでにブルガリアの挨拶を教わりました。

携帯が使えるといつも先に調べてしまうのでこういう探り探りも久しぶりな気がします。

街の出口にある橋を渡ると護岸されてない美しい河原が見えてダートに飛び込みます。

バイクでしか入れない素敵な広場で野宿。イメージしていたヨーロッパの田舎の風景で、遠くに来てしまったなと実感します。

トルコならこんな良い場所人がそこらじゅうにひしめいているだろうにこの静かさ。ブルガリアに来て何かが切り替わったのを感じます。

翌日街の方に戻ってSIMカードを購入。12GB30日で1000円。飲み屋らしき店でピザとコーラを頼んで300円。物価は悪くなさそうです。

昨日川で感動したので地図で探してまた別の川にやってきました。アルダ川。山の方にある素晴らしい流れで、こんな川がまだ世界中にたくさんあるのかと思うと居ても立っても居られない気持ちになり、パックラフトで色んな国を旅したいという野望が育っていきます。

旅なんてさっさと区切りをつけて落ち着いた生活をしたい気持ちも大きいのですが…。

ブルガリアの建築はとても可愛らしくて建物があるとついゆっくりになってしまいます。

外食してみるとウインナーと酢漬けのサラダが出てきてかなり美味。しかし800円もするしタバコは400円、ガソリンはリッター218円もすることが分かって頭を抱えます。満タンにすると1300-1500円くらい。東欧は安いと聞いて居ましたが、あくまで西と比べたらという話かも。

西の方に走って林道で野宿。トルコも大概でしたが、ブルガリアもゴミや家畜の残骸が山に散乱していることが多くてうんざりします。

なんとか綺麗な松林を見つけて一息つけました。夜は少し肌寒くてこれから北上していくのに少し不安を感じます。

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