8/24~8/27
朝は8時半ごろ出発。
エアマットの穴はやっぱり見つからず。
川沿いの道を進んでいくと、ベラトという街に到着。
崖の上に立派な城壁が見えて、古い街並みがずらっと並んでました。歩くつもりはなかったんですが、バイクで上まで登れるとのことだったので行ってみることに。
世界遺産らしく千の窓の街、というかっこよすぎる呼び名があるらしい。
中に入ると旧市街が残っていて、石畳と白壁の家がいい感じ。雰囲気バツグンでわくわくの路地歩きを楽しめました。
奥に展望台があってそこからの眺めがまた最高。
川と古い街並み、それに遠くの山が重なってて、絵みたいな景色でした。しかも入場無料でかなり満足。調べずにこういう景色に出会えるのが一番うれしいですね。
ただ、暑さと空腹でだんだんバテてきたのでベラトを後にして、近くの街でケバブを食べることに。パンがイマイチだったのと、気温が高すぎて食欲がなくて、ちょっと苦戦しました。
アイランは相変わらず暑さの味方です。
その後は首都ティラーナのバイク屋さんを目指して移動。できればエアマットとレインウェアも買いたいところです。
でも幹線道路を通るのがイヤだったので、ぐるっと遠回りの山道ルートに。
これが大当たりで、標高が高いぶん少し涼しいし、景色が素晴らしかったです。
ティラーナに入るとまた灼熱で、バイク屋さんではけっこう待たされました。
見てもらった結果、ホイールのベアリングは問題なし。でもリムがちょっと曲がってるみたいで…まぁ走るには問題ないそうです。
エンジンの始動が悪いのはプラグじゃなくて、ガソリンの質のせいとのこと。
オイルとフィルターだけ交換してもらいました。翻訳を手伝ってくれたお客の兄ちゃんが親切で助かりました。
エアマットとカッパを探しに近くのアウトドアショップへ。運悪く昼過ぎで休憩中。午後の開店まで2時間もかけて待ってみたものの、店は小さくて品ぞろえは残念。
夕方には渋滞だらけのティラーナをなんとか抜けて、シュコダルの手前まで一気に走りました。
途中で買い出ししてたら暗くなっちゃったけど、川沿いにバイクだけ入れる広い河原を見つけてテント泊。
暗くなっても水の透明度がわかるくらい綺麗で、飛び込んだら最高に気持ちよかったです。
できれば何泊かしたいところだけど、明日から天気がいいらしい山のほうに向けて走らねば。テスという有名なトレッキングの名所を目指しています。
朝日を浴びながら川に飛び込んで、さっぱり目覚め。
川の向こうにはシュコダルの城も見えて、最高の景色。
出発しようとしたらバイクがかからない…。
通りかかった地元のおじいちゃんが手伝ってくれたけど、結局1人で押しがけ。どうやらトルコで貰ったLEDライトがバッテリーに負担かけてるっぽいです。
登山に向けて途中で果物をたくさん買い込んだけど、値段的にちょっとボラれたかも。まぁしょうがない。
テスへ向かう道は、どんどん山に囲まれてきてめちゃくちゃ綺麗。
天気も快晴で、ツーリングには理想的な一日でした。
峠を越えて、谷を下るとテスの村に到着。
川の透明度、山の迫力、ぜんぶが完璧。ホステルも多くて、テントも張れるとのこと。
奥のほうにある一番景色のいいホステルで聞いてみたら、テント泊で1泊7ユーロ。ここに即決。牧草地の一角にテント張らせてもらえて、人目も気にならない完全プライベート空間でした。
テントでのんびりした後、ブルーアイと呼ばれる川を見にトレッキングへ。
舗装路が駐車場まで続いていて、そこからは登山道。けっこう暑かったですが、登りきると冷たい水に飛び込めて生き返りました。
朝からバッテリーの不安を抱えていましたが、案の定帰りにバイクが動かず帰りは坂道を何往復もする押しがけ地獄にハマりました。汗だくで何とか戻ったころには腕も足もヘロヘロ。
ただ宿に戻れば電源あり、Wi-Fiあり、シャワー熱々、しかもシャンプーまで貸してくれて疲れを忘れる快適空間。これで1100円。ありがたすぎます。
水道も使えるので洗濯してたらなぜか俺のバイクのそばで若い女性たちが裸で寝そべりだして困惑。バイクに服干したいのに近寄りがたくて大変でした。混浴とかもそうだけど嬉しさより振る舞いに困るなあという気持ちのが強いです。
夕飯はチーズリゾットにカレーをかけるという謎アレンジでしたが、満足。
夜はぐっと冷えて半袖では少し寒いくらい。外に椅子を出して最高の景色と開放感でまったり。
明日からはいよいよテスを拠点にトレッキング開始。海外の山は毎回新鮮にドキドキがあっていいものです。