セロー250でユーラシア大陸横断 68

10月19日~22日

山を下りてジョージアの首都トビリシへ向かいます。下界も峠道は紅葉のトンネルになっていてすっかり秋。入国数日で察していたんですが首都周辺も最近開発はじめましたって雰囲気のガタガタ道と雑な工事、交通整理が続き走るだけで一苦労です。

トビリシで有名なコンフォートプラスという日本人の集まる宿へ。日本人が多く来るだけでスタッフも現地の方ですし観光のロシア人や仕事できた中央アジア界隈の人たちでにぎわう日も多い宿です。

しばらく滞在するのでまた改めて書きますけど住宅地の坂の上にあるゲートの付いた綺麗目な戸建ての宿で広い中庭や共有スペース、快適なシャワーもついて環境的にもとてもよい宿です。

アゼルバイジャンで会ったエンフィールド乗りのヨシさんに再開したほか、気のいいメンツが集まっていて馴染むのが早いこと早いこと。さっそく来たばかりの人とパーティーを組んで市街地へ。

丘の上にある出来て日の浅いB級観光地の神殿やそこから一望できる社会主義国感あふれる景色。良い写真がないのですが湖も一望出来て遠くにはうっすら雪山も望めます。

ジョージア名物のシュクメルリ(右)とオーストリ(左)を食べたり。日本でも松屋が限定メニューとして出したりキャンプ飯としてちょっと注目されていますよね。

シュクメルリは大量のにんにくをチーズやらなんやらで煮込んだもの。液体のにんにく。オーストリは現地の香辛料を使ったビーフシチューといったところです。

この国の料理は日本人好みのいい意味でジャンキーな洋食がたくさんあって名物食べ歩きも大きな目的になりえます。

トビリシは地下鉄が主な交通手段になります。チャージ式のICカードが利用出来て交通機関慣れてなくてもこれは便利でした。ターミナルがかなり深いところにあって映画で見るようなエスカレーターが◎。ガタガタの車両もジョージアらしさを感じて素敵です。走行音がほんとにうるさいので慣れないと怖いくらいなんですよ。

トビリシの市街地歩き。石造りの街並みがよいのは一目で伝わるかなと思うんですが、街行く人たちの落ち着いた雰囲気がここしばらく回った国とは一味違った魅力ポイントでした。

みんな楽しそうに歩いてて観光のお土産の露店とか出てたりするんですけどうるさくないんですよね。大人の街です。特に調べものもせずメイン通りから離れた住宅地をだらだら歩くだけであー今日はいい一日過ごしたなって満足できる上質な街歩き体験でした。

人と居たんで飲んで帰ったんですがバーらしいバーに入ったのはこの旅だと初めてかもしれませんね。夜遊びもしたくなります。

宿に帰ればビール祭り。この旅ですっかり見慣れたボトルビールですがお値段が2L120円とかいうある意味限界な価格設定で毎日肝臓と下ネタがフル回転しておりました。それでもってワインが有名な国なんですよね。飲まない理由がない。

街に繰り出して宿で人としゃべってるだけで満たされてしまいそうですが、話題が季節のことに及ぶとそろそろまずいよねって意見がちらほら上がってきたので腰が重くなる前に一度宿を出ることにしました。宿で仲良くなった人と現地集合で一人バイクを走らせヴァルハシ洞窟群というのを見に行きます。

集合場所は渓谷に囲まれたド田舎のお宿。迎えてくれる老夫婦の人柄と庭を走り回ってる犬と猫にただただ癒される空間でした。

宿から数分バイクを走ると目的地の洞窟が見えてきました。

料金所でまわりたくさんいる人をガン無視してなぜか僕だけ追いかけてきた犬たち。

英語の説明書きいくつかメモったんですが場所の詳細は忘れてしまいました。ざっくりいうと天草の隠れキリシタン的な境遇の人々が素掘りで掘った洞窟で信仰と寄り添いながら暮らしてた場所だったと思います。

トンネルでつながっている部屋や薄暗い教会、崖の上を歩く通路もゲームチックでこれは珍しいほど満足度の高い観光地でした。

合流した人たちとイキリ写真を量産。オタクくん学生時代にできなかったこと大人になってやりがちっていう名文が回ってきて言葉の切れ味に異国でのたうち回り涙しました。

宿に帰ると洞窟であった写真のベルギー夫妻と一緒の宿で晩飯時も退屈しませんでした。宿のやたら品数の多い手作りのごちそうがテーブルにずらりと並び、自家製ワインのあまりのおいしさに話す口も食べる口も止まりません。こういう宿って一人だとどうしても値段の関係で候補から外れるので思い出に残るいい体験になりましたね。

見てくれてる方遅くてごめんなさいね。何度か書こうと思ったんですけど時系列が込み合ってたりコロナ関係やいろんな出来事が重なってブラウザを開くことすらおっくうになってました。

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