5月21日
朝はまさかの雨でしたが次第に落ち着いたので撤収。しかし道のない森を走り出すと辺り一面沼地になっており、2日たってどのルートできたかもわからず、何度もスタックしては荷物を下ろしてバイクを倒し、タイヤを引きづりだす地獄の作業がスタート。
500m進んで嫌になってしまい、荷物を手で運んでバイクだけで森を脱出。撤収から1時間30分も沼で格闘していたようです。
泥だらけになった荷物とバイクを水たまりで軽く洗って出発。舗装路に出た時の開放感はひとしお。すぐにカフェがあったので入店。
おばあちゃんと娘さんで回してる店で接客が良く、英語メニューを出してくれました。チキンカツレツとアメリカーノに食後のチョコケーキ。混んでるだけあってかなりの美味しさです。
ご飯食べても外でぐったりしてましたが、お客さんが次々声かけてくれて元気が出てきました。何人だ?どこへ行くんだ?などは言われたら分かるようになってきて会話がスムーズ。
ロシアで一番好きな車。
かなりの快晴のうえ今日は川を何度も超える道ですっかりテンションアップ。
その後道は緩やかな登りで何度も山を抜けるようになり、峠の一部では残雪もあってかなり寒くなってきました。しかし山へ登ると周りの大地がまるっと一望出来てかなりの展望。
峠を抜けるたび晴れたり雨降ったり曇ったりと北海道以上の目まぐるしさです。
川越のダート。
釣り人。
楽しい道のりですが、スタートが遅く早いペースで駆けてきたので疲れてカフェで早めの夕食休憩。プロフ150ルーブル。味はそこそこだけどアツアツでした。
ガソリンを横着して入れずにいたらセローなのに9.1Lも入ってしまい、
相当ひやひやさせられて反省。200km前後で確実に給油した方が良いようです。
脇道へ7km行ったアルハラという街で買い出し。田舎を走ると街の比ではないくらい注目を浴びます。間違えておもちゃ屋へ入ってからスーパーで無事買い物終了。
買い物終えたらまたおじさんに話しかけられて歓談。遠巻きに見られると怖いので声かけてくれる人がいると安心できます。ついでにタバコ売ってる店はないか聞いて、更にその方向で店が沢山有ったので適当な店に入りたばこはどこで売ってる?とジャスチャーで聞いて店を教わり無事に購入。
我ながら物怖じしなくなってきました。
18時過ぎになりだいぶ太い林道へ入って、さらに道から外れてテント設営。
今日の反省を生かして道に近めのところに設営しました。
かなりの快晴でテントも乾き、気持ちよくビールを飲んでいると急に雨雲が。
不穏に感じてテントへ入ると直後ものすごい豪雨に。ロシアは毎日こんな感じです。
5月22日
テントの近くを重い足音がうろつく音で目が覚めました。慌ててもどうしようもないので天に身を任せ二度寝。7時に目が覚めました。かなり肌寒くシュラフも少し負けてる感じがします。
コーヒーを一杯入れたら体がすっかり温まり元気が出てきました。9時に出発。かなりぬかるんでいて道の近くに設営して正解でした。
道へ出ると雨上がりの青空がたまりません。車通りもほぼなく太陽も差してきて気分が上がってきます。
しばらく走るとこの天気でこれてよかった!と思う絶景が。せっかく川があるので釣りをしてみますがアタリすらありません。
釣りをもっとできるようになってから旅してたらなぁと思います。どこでも釣れる可能性があるのはやっぱりのべ竿で餌釣りとかなんでしょうか。
ルアーでやってるのでルアーの種類ややり方が悪くて魚が反応してないだけだったらやりきれない思いです。一度くらい釣りあげたいなぁ。
釣りを切り上げて10時過ぎにカフェで遅めの朝食。朝ごはんにボルシチがちょうどいい感じです。不足しがちな野菜も接種。
湿原を越えてしばらく走ると段々と天気が悪くなり、ついには雨が。濡れはしないものの服の冷えが肌に伝わり震えが止まらなくなってきます。
天気が悪いからペースを上げたいけど天気が悪いから寒くて走れない悪循環。とはいえ90km巡行なので日本で考えたら相当のペースです。
14時過ぎにご飯を食べて、今日はシャワーとブログのために宿をとりました。進行方向に宿がないため10km以上逆走して街へ入ります。
しかしブッキングドットコムに載っている住所が10km以上間違っていて、結局数枚ある写真を頼りに1時間以上足で宿を探す羽目になりました。
バイクを中庭に停めれていい感じなのですが、宿泊料金に色々足されてしまって450ルーブルのはずが600に。もう疲れたのでいいやと諦めwifiを教えてもらおうとすると、なぜか話題を逸らされてしまいます。
感じのいいおじさんなんですが、その後何回か聞いてもwifiの話になるとさっと別のことを話し出すのでどうも準備出来てないみたいです。早めについてのんびりブログ書いたり色々する予定だったのでがっかり。
宿の周りに何もないので街歩きも出来ないし失敗でした。シャワーと洗濯できただけ良しとします。日本みたいに日帰り温泉がたくさんあればずっと野宿で過ごせるのですが…。
コメント
同じ岡崎在住のおっさん55歳です。羨ましい限りです。家庭もあり挑戦出来ないもどかしさで一杯です。楽しみに見ています。無理をせずに頑張ってください。もし何か困る事がありましたらツイッターも見ていますので、「ゆめ乗り55」に遠慮なしに一報ください。メールでもOKですよ!!
岡崎市民の方でしたか!ありがとうございます。気をつけて旅を楽しんできますね!
バイク好きの29歳です。楽しく読ませて頂いております。
キャンプツーリングが好きで北海道には何度も行きましたが、大陸はさすがにスケールが全く違うので驚きました。
しかし、ロシアがこれほどまでに美しく、フレンドリーな方達もいる国だとは知りませんでした(何かとネガティブな事しか伝わってこないので)。
陳腐な疑問で恐縮ですが、人気のない場所でキャンプなどされて、クマなどの被害には遭う恐れはないのでしょうか。
北海道は最高ですよね!確かにロシアとは大きさが違いすぎますが、スケールばかりが北海道の魅力ではないので僕はどちらも同じくらい大好きです
野宿は好きでやってることなのでリスクはある程度受け入れた上で行ってます。とはいえ注意しますね。ありがとうございます!