セロー250でユーラシア大陸横断 29

7月1日

バルナウルへ。山や川の景色からシベリアでも見た平坦な地平線と真っすぐの舗装路の景色に。

途中寄ったビイスクという街でケンタッキーにより久々の大好物ハンバーガーを堪能。基本セルフなのにおばちゃんがプレート下げてくれてお礼言ったらめちゃ人懐こい笑顔で話しかけられて癒されました。

16時過ぎにバルナウルへ着いてヤマハディーラーへ。4500kmも引っ張りまわしてしまったオイルとこぼれていたブレーキフルードの交換。ついでにハンドルを調整して落っこちてたミラーを一個取り付けました。一応ディーラーだしと思ってリアタイヤない?と聞くとやっぱりチューブレスはないとのこと。店にあるチューブタイヤも加工したら入りそうといわれましたが日本から送ってもらうことにします。

ヘルメットがボロボロで景色が楽しめないので店にたくさんぶらさがったメットと小一時間にらめっこしてました。シールドだけ送ってもらうとか新品送ってもらう手もありますが、せっかくなので新しい種類のものが欲しくなります。

goproのヘルメットマウントが接着シール式なのでそれだけ新しく手配しなければいけないのが問題。ひとまず保留です。

izbaというホステルへ。古くて雰囲気のある木造アパートのドミトリー。中は掃除が行き届いていて綺麗です。スーパーも近くて一泊800円。ゲート付きの中庭もあります。来た時オーナーが不在だったので路駐ですが。入り口にやたら蚊が多いのが唯一の欠点です。

せっかく手ぶらで買い出ししてキッチン使えるので久しぶりにたまご料理を楽しみました。
スペイン風オムレツとベーコンの炒め物。レンジがあるのでじゃがいもも扱いが楽ちんです。

たまたま来たときはみんな仕事で来てるロシア人で旅人は僕一人。水回りの仕事をしてるマックスという男と仲良くなりました。趣味の狩猟やロシアの新年の動画を見せてくれたのですが、上半身裸の男たちが雪を掛け合いながら街を走り回り、老若男女問わず凍った湖に飛びこんで泳いでるのを見せられてドン引きです。ロシア人強すぎる。

フィンランドとかでもこんな文化あるよね、と思い近くにサウナでもあるの?と聞くと「乾布摩擦してチャイ飲んだらハラショーさ!」と言われてほんと笑います。そんなロシアが好き。

7月2日

ネット環境が必要だったのでもう1泊。朝は雨だったのですが昼から快晴で複雑なこころ。昼からてくてくスーパーに行って買うもの決めた後もぶらぶらと見物を楽しみ、ビールと総菜とケーキその他を購入。

昼間からビールで総菜つまんでちょっと物足りないからたまご片付けに目玉焼きを作り、食後は宿においてあるポッドと粉でコーヒーとケーキのブレイクタイム。んーしみじみ幸せ。

先日仲良くなったキルギス在住ドイツ人ライダーのクラウスに頼んで日本からタイヤを送らせてもらうことになりました。他にも旅中仲良くなった人にメールを返したりyoutubeで新しい音楽を楽しんでいたらあっという間に一日が終了。

夜にニュージーランドからKTMの500ccエンデューロで世界一周してるエレンがやってきて情報交換。なんと2年半旅してて帰るころには3年とのころ。これからモンゴル通ってロシア、韓国へ行き東南アジアから船で帰国するそうです。

カザフスタンで外国人登録がいるだのいらないだの情報が錯綜していたのですが、彼によると必要なのはウズベキスタンのみだそうです。こんな便利な世の中ですが旅に関しては経験者に直接聞くのが一番早く確実に安心できます。

7月3日

遅くまで読書していて9時起き。シャワー浴びてたまごも使い切ります。エレンにモンゴルのお金をカザフのお金と米ドルに両替してもらいました。カバンに分散した分をすっかり忘れててあちこちあさったら25万トゥグルグも出てきてびっくり。

エレンからカザフやキルギスでは警官が頻繁に止めてきて賄賂を要求するから知らんぷりして走って抜けるのがいいよ、と長期旅人らしいちょっとアウトローなアドバイス。とはいえ相手の土俵で相手から外道を仕掛けてくるなら仕方がありません。

宿でて近所のバイク用品店へ。初日に行った店より用品のセンスがよくて気に入ったヘルメットとインナーキャップを購入。前使ってたショーエイの半額以下で買えちゃいました。とはいえしっかりしてて艶消しの塗装はかっこいいし偏光グラスの仕込みバイザーがついていて便利です。そしてインナーキャップ。昔モータースポーツしていたときはつけてる人の風貌見て犯罪者だ…と敬遠してたのですが反省します。最高のアイテムですね。

つけているとさらさらして心地よく、長くかぶっていても快適です。メットを外して洗うのは手間だし日焼けや寒さ対策にもなりそう。良い買い物をしました。

goproのマウントはほかの荷物と一緒におくってもらうことにします。現状でも腕用のマウントをヘルメットの顎部分に巻けることに気が付いたのでおそらくカザフでも撮影できそうです。

マックの看板を見つけて嬉しくなり2か月ぶりのビッグマック。これだよこれ…!ここにも僕の分だけトレイ下げてくれたおばちゃんがいてとても素敵なスマイルをもらっちゃいました。

町を出ても菜の花や牧草が地平線まで続いています。でっかい美瑛という感じの整理された綺麗な風景。250kmほど走って街で買い出しし、カフェでご飯。ウズベキスタンの人のお店でお、ロシア人じゃないな!?とアジアのよしみで大歓迎されました。

国境まで1時間切った辺りで道からそれて川まで走って野宿。
静かな砂浜です。川の中に立った木の枝が川を割いてさらさらと立てている水音だけが流れていました。

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