セロー250でユーラシア大陸横断 25

6月24日

3日停滞してやっと出発。アルタイ山脈を見に行きます。ウルギーの町から西へ。町を出てすぐに大きな川があって道もいい雰囲気。

山を縫うように道が続き、広い草原に出てからまた山を登り、という繰り返しであっという間に山奥に。とはいえ周りが広くて開放的です。標高がぐんぐん上がって風が冷たくなってきました。

川越えの道が沢山。

写真撮ってたらカバンの中に侵入してきちゃった鳥くん。

川岸が草原で縁取られ、美しく蛇行した川が続きます。なにか釣れそうな気がして観察していると一羽の鷹が一掴みで川魚を捕っていきました。手元に釣り竿が無いのが無念でなりません。

雪山がどんどん近づいてきて気持ちがはやります。トレッキングのツアーが多いのかこんな道でもなかなかの交通量。

また一段と寒くなり、震えながら走っていると山上湖が現れました。近づいてみると湖の一部が凍っていて白く光っています。溶けだした氷水の青さがなんともいえません。

こんなところで野宿したら朝には人間までカチコチになっていそうです。とはいえそれだけ魅力的な景色。湖畔に道が続いていて、近づけた岸では流氷のように氷がシャーベット状になり波で揺れている不思議な光景に出会えました。氷が溶けだす音が静かに響いていて素敵です。

ウルギーから150kmほど走ると橋にゲートが現れました。何人かの人にアルタイのエリアはゲートがあってバイクで近づけないよ、と聞いていたので写真に収めてここでUターンしようと考えていると、中からおじさんが出てきてレギュレーションが必要だと言ってきました。
言われるがままにパスポートを見せると何やらメモを取り、チケットを売ってくれました。入場料3000トゥルグ。ほぼコーラ2本分の値段です。

他の人が言ったことがデマだったのかこの先にまたゲートがあるのか分かりませんが、とにかくこんないい景色の中をまだ進めることになって俄然テンションが上がります。遠くから見えてきた雪山がいよいよ手の届きそうな距離に近づいてきます。

1日風が強く、逆光もきつくなってきたので雪山の見える広場でテントを張りました。

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